つまり、独身者に厳しい評価を下す既婚者の管理者は、職責や期待される能力を基準にしての相対評価ではなく、評価によって定まる労働条件を基準にして職務を評価するという、メビウスの輪のようなことをやる傾向にあったわけです。
独身で管理職という人もいたので、その方の評価に特徴のあるサンプルを期待したのですが、あいにくその方も既婚男性の管理職と変わらないものでした。彼へのインタビューの中で、自らが独身の管理職でありながら「子どもがいる奴は仕事に向ける目の色が違う」「独身がどんだけ仕事に頑張っても、それは自分のためだけでしかない。ただの自己満足だ」と力説されたのですが、「だったらなんであんたは管理職やれてますの」ということですよ。思うに、これは管理職研修や管理職の集まりの中であまりにも独身であることを詰られすぎて、管理職である自分が独身であることを例外視して管理職であることだけに寄りかかる思考パターンができてしまったのかなと想像してます。
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